滋賀同友会創立40周年―50周年に向け強靭な企業づくり、同友会づくりに取り組もう 伝えよう地域の経営者へ「同友会の存在、理念、真髄」を【滋賀】

 滋賀同友会は4月25日、クサツエストピアホテルにおいて創立40周年記念式典を開催し、会員、来賓あわせて141名が参加しました。

 式典前に開かれた定時総会では、18年間代表理事として滋賀同友会を牽引してきた蔭山孝夫氏(滋賀建機(株)取締役会長)が退任し、引き続き最高顧問となることが発表されました。また、理事の選任とともに代表理事として水野透氏((株)渡辺工業代表取締役)、永井茂一氏((株)ピアライフ代表取締役)が選任されました。永井新代表理事は、「地域10%の組織づくりをめざして、同友会を地域法人1万4000社すべてに知っていただき、お誘いする運動を地道に展開しながら、2019年度は650名会勢を実現しよう」と呼びかけました。

 40周年記念式典では来賓あいさつとして、由布和嘉子・滋賀県副知事、橋川渉・草津市長が祝辞を述べました。

 滋賀同友会が取り組む人間尊重経営のモデル企業認定制度「滋賀で一番大切にしたい会社」の認定式では、3年連続の認定となる北野裕子氏((株)エフアイ代表取締役)へ認定証の授与式が行なわれました。

 つづいて、滋賀同友会40年の歴史において、同友会運動の発展に多大な貢献をした岩部英世相談役、坂田徳一相談役、蔭山孝夫最高顧問へ、新任の正副代表理事より感謝の花束贈呈がありました。

 式典後の記念講演では、中山英敬・中同協幹事長が「『人を生かす経営』の実践で企業と地域の未来を切り拓こう!」をテーマに、経営指針書を作成することに加え、経営者の姿勢を正し、社員とともに育ちあう関係性を築かなければ、経営指針が生かされないことを自らの失敗経験も踏まえて報告。最後に、田井勝実ユニバーサル委員長が今年の10月17~18日に開催される「第20回障害者問題全国交流会(障全交)in滋賀」の成功に向けて、協力と参加を呼びかけるPRを行いました。

 障全交in滋賀の成功、そして50周年に向けてあらためて人を生かす経営の実践と増強活動へ引き続き邁進していくことを決意しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 5月 25日号より