リーダーが覚悟を決め、熱い思いをもって、仲間をふやそう 九州・沖縄ブロック第13回支部長・支部役員研修交流会

 6月20~21日にリーガロイヤルホテル小倉で中同協九州・沖縄ブロック「第13回支部長・支部役員研修交流会」を開催し、149名が参加しました。

 この交流会は、「九州・沖縄はひとつ」の合言葉を具体化し、共に運動を進めようと2007年から毎年開催。「九州・沖縄ブロックの支部長および支部活動に関係する役員が一堂に集い、支部活動について学びあい、交流を図り、励ましあう場とします」を目的に掲げてきました。

 1日目は、中村高明・中同協副会長の「支部とは何か、支部長・支部役員の役割は?」の問題提起に始まり、野津積・島根同友会代表理事の基調報告「企業、地域(ふるさと)・同友会づくりは人づくり~『土』となってすべての地域に会員を!~」をもとに、16グループに分かれて「地域になくてはならない企業づくりにどう取り組んでいますか? また、その取り組みを地域にどう広げますか?」をテーマに討論。同友会言語というぶれない共通の言葉で交流できる仲間がいる、そして仲間が増えることは楽しいこと、楽しんで活動している人のところに面白い人が集まり、面白い人がまた新しい人を連れてくる、という提起は、ともすれば重たくなる仲間づくりの課題を前向きにとらえる、「潮目」が変わるものとなりました。

 夜の交流会はグループごとの着座にて行われ、地元の食材をふんだんに使った料理が用意され、地域内経済循環も意識できる、配慮の行き届いたものとなりました。

 2日目は、大分同友会日田支部の谷口知幸支部長から「企業づくりと支部活動を一体のものとして」との事例報告に続けて、沖縄同友会中部支部長の與崎文美支部長から、「3年連続支部目標を達成!~その時、リーダーは何をしたか~」の事例報告をうけてグループ討議が行われました。

 2名の報告から、リーダーの覚悟と熱い思い、それをどう伝えるか、まさに「同友会運動と企業経営は不離一体」を参加者全員で確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 7月 15日号より