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産学連携学会でパネルディスカッション 県内教育機関とともに代表理事が登壇【奈良】

 6月20~21日に奈良市で「産学連携学会第17回大会」が開催され、奈良同友会の平山雅英代表理事が、県内の国公立5教育機関(奈良教育大学、奈良女子大学、奈良先端科学技術大学院大学、奈良県立大学、奈良工業高等専門学校)とともに「地域の強みを生かす産学連携」をテーマにパネルディスカッションを行いました。冒頭には座長の高知大学准教授石塚悟史氏より、中小企業の割合が高い奈良県において、県内の高等教育機関の産学連携担当者と中小企業経営者の団体代表が一堂に会する画期性と意義が説明されました。

 奈良同友会は、今大会で大会事務局を担った帝塚山大学と2013年に「産学地域連携基本協定書」を締結し、それ以来、毎年の合同例会開催や寄附講座、また会員と教員との個別の関係づくりや協力などが積み重ねられてきました。平山代表理事はこの間の奈良同友会における連携の取り組み事例とともに、製造業として開発に注力する経営者の立場としても産学連携に寄せる期待について言及しました。

 教育機関からは、県内企業の課題をテーマに学生が解決アイデアを検討する地域創生授業や、地場産業や伝統文化などのフィールドワークを通じて地域人材の育成をめざす課題CoC+事業の説明、また教員育成の過程における社会との連携の必要性など、各機関の専門性を核とした地域連携の取り組みが紹介されました。

 後半の意見交換では、今日の地域課題に対しては複数の立場の人や組織をつなげたソーシャル・キャピタルが求められる時代にあり、産学連携が技術分野に限らず、教育や社会科学でも力を発揮するようになっていること、互いの強みが生きるネットワークの重要性など、産学と行政も含めた地域連携についてさまざまな提起がされました。最後は座長が「それぞれの個別最適を求めては連携はなかなか進まない、フラットな関係で意見を交わせる場を持ち、それぞれの取り組みが地域全体のメリット=全体最適となることを確認できる機会づくりから始めることが大切ではないか」と締めくくりました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 7月 25日号より

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