理念の共有で地域の活性化を【中国ブロック支部づくり連携交流会】

 7月25~26日、中同協中国ブロック支部づくり連携交流会が島根で開催され、5同友会・中同協より57名が参加しました。

 冒頭、開催地を代表しての小田隆弘・島根同友会代表理事が「しっかり学んで交流し、5万名達成に向けてがんばっていきましょう」とあいさつ。川口護・中同協副会長から交流会の目的について確認がありました。

 1日目は事例報告として香川同友会中讃第2支部の尾野弘季支部長((株)尾野農園代表取締役)が「めざせ!元気な企業へ~支部づくりから見えてきた企業づくりへの取組み~」をテーマに報告を行いました。

 中讃第2支部は、10年前に当時の支部長が「200名の支部をめざして連続増強に取り組もう」という方針を掲げます。その後、118カ月連続で会員増強を続けており(7月現在)、会員数も140名から232名に飛躍しました(昨年度支部を分割して現在は187名)。

 尾野氏は、例会の充実、役員研修会、ミニ例会などこれまでの支部の取り組みを紹介。「役員をすることで『会社をよくしていこう』との意識が強まり、歴代の多くの中心役員が会社を成長させている。それが支部成長の原動力になっている」と自社の実践と併せて生き生きと語り、多くの共感を呼びました。

 2日目は各同友会より1名ずつ、支部長が支部の方針や現在の課題・悩みなどを報告。参加者はグループに分かれて交流を深めました。最後に川口副会長が「理念の共有者が増えれば地域は活性化する。われわれが地域を守っているという強い意識で活動していこう」と2日間のまとめを行いました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 8月 15日号より