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経営者の姿勢を示すことが重要 浦田空調工業(株) 代表取締役 浦田 直門(千葉)

【「働き方改革」の第一歩 『働く環境づくりの手引き』の活用を(8)―事例編】

 中同協は今年4月、『働く環境づくりの手引き~経営指針を全社一丸で実践するために~』を発刊しました。作成に携わったプロジェクトのメンバーが『働く環境づくりの手引き』の意義や活用事例などを連載で紹介します。

 以前は「『労使見解』は経営指針をつくるために学ぶもの」という意識があって、経営者の姿勢とか社員とのかかわりの部分ばかりを見ていましたが、今回『働く環境づくりの手引き』作成のプロジェクトに参加させていただいて、「労使見解」の中に労働環境についてたくさん書かれていることに気づきました。

 働く環境を改善することは経営指針の実践にも重要な意味があります。例えば労働環境を改善しないまま社員たちを働かせているという状況の中で経営指針の説明をしても、なかなか受け入れてくれないのは当然の結果だということも学びました。

 わが社は建設業界に属していますが、建設現場は土曜日も平日と同じで休みません。さらに休日や夜間の工事もあります。その上朝が早いなどの理由で、時間外労働の削減とか休日の確保などがなかなかできませんでした。

 しかし何もしないままでは経営者の責任を果たしていないことになると学びました。そこで少しでもよいのでできることを考え、時間外労働の削減、休日の確保、休みを取りやすい体制づくりに取り組みました。

 社員同士の連携を強化する事によって作業の無駄を減らし、作業効率を少しでも上げて時間外労働を削減するようにしました。休日出勤をした場合には、代休を取るように勧めて休みの日数を確保するようにしました。また、「この人にしかできない」作業をなくして、みんなが休みを取りやすいようにしました。

 その結果、少しずつではありますが時間外労働を削減することができました。大きな改善が難しくても、少しでもよいので労働環境の改善に取り組むという経営者の姿勢を示すことが重要であると思います。

 今後は会社組織の改善などにより、さらに労働環境を改善できるよう、みんなで取り組んでいきたいと考えています。

「中小企業家しんぶん」 2019年 8月 15日号より

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