火の国に集いしわさもんよ、富国有徳の体現者たれ!~第47回青年経営者全国交流会を熊本で開催

 9月12~13日、ホテル日航熊本ほか4会場にて第47回青年経営者全国交流会(略称・青全交、中同協主催)が「火の国に集いしわさもんよ、富国有徳の体現者たれ!~Try&Error やったことしか残らない~」をスローガンに行われ、45同友会および中同協から約1500名が参加しました。

 1日目は「企業づくりと青年部活動」「次代のリーダーへの期待」などをテーマに、見学分科会を含む15の分科会が4会場ほかで行われました。

 懇親会はホテル日航熊本にて行われ、熊本城おもてなし武将隊のオープニングに始まり、田中芳和・熊本同友会代表理事が開会のあいさつ。来賓として蒲島郁夫・熊本県知事と大西一史・熊本市長からあいさつがありました。乾杯には冨永寿彦・熊本同友会顧問が登壇し、青年経営者同士が交流を深め、森弘国・熊本青全交実行委員長より中締めのあいさつがありました。

 2日目の全体会では、開催地を代表して木村正夫・熊本同友会代表理事が「台風15号と九州各地での水害の被害に対してお見舞いを、3年前の熊本地震での支援に感謝を申し上げます。熊本青全交は1500名を超える参加をいただき、九州・沖縄ブロックをはじめ、全国の会員や事務局のみなさまに協力いただき感謝申し上げます」とあいさつ。続いて主催者を代表して広浜泰久・中同協会長よりあいさつがありました。

 記念講演では、放送作家で脚本家の小山薫堂氏より「幸せの企画術」をテーマに講演。熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親で、さまざまな分野で「人を幸せにする」企画を生み続けている小山氏の講演は、自社を見つめ直し、未来のビジョンを描くヒントを参加者に与えました。

 続いて、4つの分科会からの報告後、田中信吾氏・中同協顧問(日本ジャバラ(株)代表取締役)より「『もう一歩前え』~思考を広く深くし実践と行動を~」をテーマに特別報告がありました。田中氏は「経営指針を策定しただけでは会社も経営者としても成長はしない。思考を広く深くし実践と行動をすることで、勘も運も広がる」と話し、青年経営者に期待を込めて自分の頭で考え行動する「もう一歩前え」の生き方の重要性を語り、青年経営者にエールを送りました。

 その後、次回開催の愛知同友会にバトンが引き継がれ、中野愛一郎・中同協青年部連絡会代表があいさつ。最後に中山英敬・中同協幹事長がまとめを行い、佐藤祐一・愛知同友会代表理事の閉会あいさつがありました。エンディングでは熊本青全交実行委員会と愛知同友会の参加者がステージ上でエールを交換し、2日間の青全交は終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 9月 25日号より