「新入会員がさらに新入会員を呼ぶ」環境づくり【鹿児島】

【各支部・地区会員増強の取り組み】 元気な支部・地区を増やし5万名会員達成を!

 鹿児島同友会は2017年に開催した中小企業問題全国研究集会(以下、全研)を契機に、それまでは会員数300名を行ったりきたりしていましたが、組織強化委員会を中心に500名近くまで会員数を伸ばしました。しかし、全研が終わるとともに会員数は緩やかに減少し、2019年4月には会員数420名となりました。

 2020年3月の中同協5万名達成に向けて鹿児島同友会も550名の会員数目標を立てました。毎日事務局から理事への入会数報告、同友会について連載されている雑誌『プレジデント』を使用しての増強活動、それまで不定期開催であった新入会員オリエンテーションを毎月開催、ラジオ番組放送の開始、5つの金融機関との包括連携協定などさまざまな取り組みを行ってきました。その中でも鹿児島北支部と鹿児島南支部の取り組みを紹介します。

 鹿児島北支部では、地域の特色として鹿児島市中心部に位置するため飲食店の会員企業が多く、夜の例会に参加できない会員のために昼間にサービス業向けのテーマを設定し例会を開催しました。また、新入会員がいち早く同友会のよさを理解できるように、ベテラン会員とのトークセッションを企画するなど新たな取り組みを行っています。

 鹿児島南支部では、毎月開催している幹事会への参加を新入会員に呼びかけ、ミニ報告やグループ討論に参加してもらうことにより既存会員と交流を深め、経営の学びを実感できるような仕組みにしています。2つの支部に共通しているのは、新入会員がさらに新入会員を呼び、入会につながるというケースが起きていることです。

 2つの支部の取り組みは他支部への刺激になっており、鹿児島同友会全体として引き続き会員増強に励んでいこうと意気込んでいます。

「中小企業家しんぶん」 2019年 10月 5日号より