台風19号12県で会員企業377社が被災 事業再生に向けてがんばろう!~被災地への支援金にご協力を

 10月12日に上陸した台風19号の風雨により、関東甲信越から東北の12県377社(10月17日現在)の会員企業に被害が出ています。被災した各同友会では翌日から安否確認などを行い、「企業の存続に全力をあげよう」と呼びかけ、支援活動を行っています。中同協は15日に対策本部(本部長 中山英敬・中同協幹事長)を設置し、支援金の募集を開始しました。

 台風通過翌日から事務局長間では被害の様子などを伝えるメールが送られ、時間の経過とともに中同協に各同友会から寄せられる会員の被害件数が増えています。17日時点で昨年の西日本豪雨を大きく上回る会員の被害件数となっており、事態は深刻です。

 中同協・台風19号災害対策本部では、17日に以下の4点を決めました。(1)被災地の同友会と連携して、被害状況を把握し、情報を共有する。(2)国の支援策等の情報提供および復旧・復興へ向けた施策要望等を現地同友会と協議する。(3)全国に支援金を呼びかけ、被災した同友会に送金する。(4)事務局の人的支援など被災地の要請に応じて対応する。

 宮城同友会は15日に甚大な被害のあった丸森町に支援物資を運びました。津波の後のような状況で、造園業を営む会員企業ではすべての重機が使用不可能に。裏道を通って訪問した事務局員に「よく来たな!」と驚き、「事業再生に向けて頑張る!」とのこと。

 福島同友会は15日に災害対策本部を立ち上げ、「会員同士が励ましあい、一致団結し企業の存続に全力をあげましょう」と呼びかけ、役員・事務局員が被災地域の会員訪問を行っています。

 長野同友会は事務局員が13日から被害の大きい千曲川流域の長野市南部、千曲市、上田市、佐久市などを訪問。甚大な被害を受けた会員企業に青年部などが応援に入りました。対策本部を立ち上げ、対応しています。

〈被災地への支援金にご協力ください〉

みずほ銀行 四谷支店 普通 0892655
中小企業家同友会全国協議会 平田美穂

「中小企業家しんぶん」 2019年 10月 25日号より