「働く環境づくり」の実践に学ぶ【中同協四国ブロック連携交流会】

 9月25日、中同協四国ブロック連携交流会が愛媛で開催され、4同友会・中同協から57名が参加しました。

 今回は「『働く環境づくり』~経営指針を全社一丸で実践するために~」をテーマに、「働く環境づくり」の実践事例を学びあうとともに、今後の取り組みを進める決意を固めあうこと、4県の経営労働委員や会員が交流を図り関係性づくりを行うことなどを目的に開催されたものです。

 冒頭、山城真一・中同協副会長が「『労使見解』をベースにした経営を学んで実践し、よい会社づくりを」とあいさつ。林哲也・中同協経営労働委員長が問題提起を行い、「働く環境づくりを経営指針に太く取り入れ、本格的な実践を」と呼びかけました。

 事例報告として、吉武恭介氏(徳島同友会・ワコウクリーンサービス(株)代表取締役)、松田哲也氏(香川同友会・松田哲也税理士事務所所長)、西森大氏(高知同友会・(株)城南タイヘイ代表取締役)、米田順哉氏(愛媛同友会・NPO法人家族支援フォーラム理事長)が各会社での働く環境づくりの取り組みを報告。「働く環境づくりに取り組んで、10年先の会社の目標軸が見えてきた」「長年の課題であった長時間労働の改善をめざし、ムダ残業ゼロ運動に取り組んでいる」などの報告がありました。

 グループ討論で各社での取り組みなどを交流した後、林委員長が「理想と現実のギャップを埋めるために何をするかを考える課題形成力が重要」とまとめを行い、参加者は今後の決意を固めあい閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 11月 15日号より