5万名達成や大災害時代への対応を協議、企業見学で学ぶ 2019年度全国事務局長会議【中同協】

 12月12~13日、愛知同友会事務局のあるコーワ6F会議室にて全国事務局長会議が開かれ、43同友会と中同協から50名が参加しました。

 1日目の「5万名へ向けて」の議題では、同友会の規模別にグループ討論が行われ、8月の緊急全国事務局長会議を受けて全同友会が会勢目標達成に向けて会員増強の取り組みなどを交流しました。

 「事務局づくり」の議題では、秋山啓希・静岡同友会事務局長の実践報告や労働実態調査の結果を受けグループ討論で経験を交流しました。

 また「大災害時代の同友会の対応」として、北海道、宮城、千葉、岡山、広島の各同友会の災害時に対応の事例に学びました。そのほか、同友会運動の将来展望や中同協第52回定時総会議案骨子などが提示され協議しました。

 2日目は研修として、エイベックス(株)を企業見学したあと、「学んで実践、事務局トップにのぞむ―全社一丸で意識改革」をテーマに、愛知同友会会長で中同協副会長の加藤明彦氏(エイベックス(株)代表取締役会長)が実践報告。

 加藤氏の報告では、同友会でどん欲に学び、学んだことを素直に自社で実践し、経済環境や競合会社という外的要因に左右されない「克ち進む経営」をあるべき姿として描き、自社の強みを追求する経営実践に学びました。また事務局長に望むこととして、同友会運動の先導役を行うことや会員をよく知ること、同友会運動の本質を「経営指針書」に盛り込んでいくようアドバイスを行い、同友会で学び実践することの大切さを説いてほしいとありました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 1月 15日号より