同友会のDNAは創造【中同協東北ブロック2019年度事務局員研修交流会】

2019年12月19日に、中同協東北ブロック2019年度事務局員研修交流会が岩手県盛岡市で開催され、6同友会28名が参加しました。

開催目的に、(1)事務局員としての役割を学び、深めあう場とすること、(2)事務局員としての基礎的な能力を身につけること、視野を広げる場とすることを掲げ、東北6県同友会事務局の相互の交流と連帯を大いに学びあいました。

基調講演は「私にとっての生きがい、働きがい」をテーマに、国吉昌晴・中同協顧問が報告しました。12年間の北海道同友会事務局で体験した同友会運動のダイナミズム、特に会員と事務局がともに「自分たちが地域経済をつくっていく」という広く長期的な視点の取り組みは、事務局員としての姿勢やビジョンを考える機会となりました。

午後に行われた「SDGs体験ゲーム」は、「社会・地域課題を味方につけると毎日が楽しくなる!~SDGs・エネルギーシフトの本質と魅力を体感してみよう~」をテーマに、菊田哲・岩手同友会事務局長が講師を務めました。自分・チームに与えられたミッションを遂行しながら、経済・環境・社会の3つのバランスをとり「世界をどのようによい方向に進めていくのか?」を体験するカードゲームは、楽しく社会や地域課題を深める絶好の機会となりました。

研修のまとめでは、(1)対立する矛盾した問題を同時に解決することが求められていること、(2)学ぶとはよい意味で固定観念を崩すこと(特に無意識にある固定観念)、 (3)同友会のDNAは創造であり、どんな状況下にあっても会員を増やすことの3点を確認した交流会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 2月 25日号より