未来創造!『地域企業』としての自覚と実践 第50回中小企業問題全国研究集会に2,180名

 2月13~14日、「未来創造!『地域企業』としての自覚と実践を」をメインテーマに、国立京都国際会館で第50回中小企業問題全国研究集会(全研、主催・中同協)が開かれ、47同友会と中同協から2180名が参加しました。

 雨の予報を覆す熱気の中、第1回全研開催の地(京都)で、情勢認識や「SDGs」「BCP」「人を生かす経営の実践」など、18の分科会で報告やグループ討論から学びあいました。

 全研では「中小企業問題」を、課題として解決していく道を探るため、分科会にアドバイザーを迎えて、客観的評価も加えながら議論しています。

 2日目に行われた全体会では、岩島伸二・京都同友会代表理事の開催地あいさつや広浜泰久・中同協会長の主催者からのあいさつに続き、西脇隆俊・京都府知事や門川大作・京都市長より来賓あいさつがありました。

 続いて、第2、第5、第6、第14、第15、第17分科会の座長が前日開かれた分科会について報告しました。なかでも京都同友会が担当した第17分科会は、「地域企業」を深め、実践的に検証するもので、270名を超える参加者のうち、約半数が行政や大学、金融機関など外部の参加者となり、中小企業の果たす役割や同友会への期待など、地域連携を具体的に共有するものとなったことが報告されました。

 記念講演ではLINE(株)執行役員の江口清貴氏が、「足元にあるブルーオーシャン」と題して講演。

 その後、野田勝広・京都同友会代表理事が「世界の潮流を新たな力とし、『人間らしく生きる権利』を実現する地域企業への飛躍に挑戦していきましょう」と「特別アピール」を読み上げ、満場の拍手で確認しました。

 最後に次回開催地の福島同友会から藤田光夫理事長が閉会あいさつし、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 2月 25日号より