経営指針に環境方針をつくることが重要【中同協環境経営委員会】

同友エコ大賞(有)匠弘堂を視察

 第50回中小企業問題全国研究集会終了後の2月14日、中同協環境経営委員会を京都国際会館にて開催し、2019同友エコ大賞企業の(有)匠弘堂(京都同友会会員)の視察も併せて実施。12同友会および中同協から29名が参加しました。

 まず第一部は、委員会で同友エコについて、2019年アンケート結果の報告ならびに2020年度アンケート案の内容ついて、審査と受賞の基準や採点方法、実施時期、回答数アップなどについて説明し、意見交換しました。また、総会議案と政策要望提言について、経営指針に環境方針をつくることが重要と確認。その後各同友会の活動を交流しました。

 第2部では、2019同友エコ大賞企業の(有)匠弘堂(京都)を視察しました。社長の横川 総一郎氏が、「宮大工として生きる」をテーマに、品質力、人間力、技術力へのこだわりを報告。

 横川氏は「わが国の建築は、大陸渡来の技術を礎にそれからの千数百年の歴史の中で、風土に融和した独自の様式・技法を育み、伝えてきた。このすばらしい木造建築技術を守り続けてきた宮大工という仕事に、誇りと自覚を持ち、自らも精進し鍛え、大切な浄財から堅固で美しい伝統建築をひとつでも数多く残すお手伝いをさせていただくことがわれわれの信念」と語りました。

 環境経営やSDGsも踏まえながらの熱い報告に参加者は感動と感銘を受けました。最後に参加者で記念写真を撮影し、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 3月 5日号より