【速報】第2次新型コロナウイルスが同友会運動に与える影響調査【中同協】

オンラインでの行事・会合増加、情報発信を強化

4月7日に緊急事態宣言が出され、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対応で同友会自身もかつてない事態に直面しています。そこで、中同協では、3月の第1次調査につづき、4月以降の第2次新型コロナウイルスが同友会運動に与える影響調査を行っています。5月18日現在33同友会が回答。速報として特徴を紹介します。

コロナ対応・対策で実施している新しい取り組み(会員向け・行事会合の工夫など)では、ウェブやオンラインの利活用での行事・会合が進んでいます。実に33同友会のうち32の同友会で実施し、延べ554回オンラインでの行事・会合が開催されました。また、情報発信も強化しています。e.doyuやホームページでの発信のほか、YouTubeなどでの動画配信・ライブ配信の利活用は21同友会、facebookやLINEなどのSNSの利活用も21同友会となっています。新型コロナ対応では、各同友会の取り組みがメディアに取り上げられてきている状況も明らかになっています。実に22同友会でメディアに取り上げられた回数は96回となっていました。また、22同友会で経営相談窓口の設置(予定含む)も進んでおり、会員の専門家や士業でチームをつくったり、事務局が窓口になり、会員の専門家や金融機関、支援機関などを紹介するなどの取り組みがなされています。

一方で会合の中止・延期が4月以降も続いています。3月は約6割の会合が中止・延期となっていましたが、4月以降では33同友会で1274回の会合の予定のうち779会合が中止・延期となり、約6割の会合が中止・延期となっています。

同友会 コロナ対応・対策で実施している新しい取り組み
山梨 商品サービスを掲載しビジネスで活用できる専用サイト「やまなし応援隊」の開発と運用
愛知 飲食業関連企業の情報交換、連携を促進する研究会を発足
岡山 合同入社式の代替として会報紙・新入社員歓迎号を発行。対策本部役員が報告者を務めるWEB 例会を計画。音声等過去のアーカイブスを使用した配信チャンネル開設。ウェブ会議システム導入・除菌剤の無償配布など

「中小企業家しんぶん」 2020年 5月 25日号より