【新型コロナ】営業自粛となった飲食店を応援 第1回テイクアウトマルシェ高知を開催【高知】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業自粛となった飲食店を応援しようと、ゴールデンウィーク中の5月1~6日、第1回テイクアウトマルシェ高知を開催しました。

 来場者はお弁当などのテイクアウト商品を車から降りずに注文し受け取ることができ、3密を避けて購入することができます。密閉を避け、車の進行を妨げない場所として、開催場所は高知市海老ノ丸のDOME23御座店の駐車場をお借りしました。

 企画立案は、私を代表とする有志4名で組織するテイクアウトマルシェ実行委員会です。私が、高知県内でテイクアウト営業をしている飲食店情報を集めようとフェイスブックグループ「高知テイクアウト情報」を開設したところ、消費者とテイクアウト販売を行っている飲食店双方から多くの情報が寄せられました。

 2020年4月12日の開設からわずか2週間で登録者は5000人を突破。多くの県民がコロナ禍においておいしい物を求めていることがわかりました。

 そこで「高知テイクアウト情報」に投稿している飲食店10店舗に声をかけ、マルシェを開催する運びとなりました。

 居酒屋・カフェ・鮮魚店・八百屋などさまざまなジャンルの飲食店が集まり、ちらし寿司、オードブル、カレー、弁当、コロッケなど19品を日替わりで販売しました。県の休業要請を受け初めてテイクアウト事業に着手した飲食店もあり、普段以上に衛生管理に注意する必要性を感じたことから、保健所への確認や管理栄養士監修のもと食品表示を作成し、全商品に貼付するなど、食の安全にも注力しました。また新型コロナウイルス感染拡大防止策として、スタッフはマスク・手袋を着用し、都度のアルコール消毒、必要以上の会話を制限するなど、コロナ対策も徹底して行いました。

 来場者からは「混雑しているスーパーよりも安心して購入できる」という感想を頂き、おかげ様で連日完売続き。飲食店からも「下を向いてばかりいたが、今回のマルシェに参加したことで また頑張ろうという気持ちになった」といううれしい声を頂きました。

 現在、第2回開催を視野に準備を進めているところです。

ミタニ建設工業(株)代表取締役 高知同友会副代表理事 三谷 剛平

「中小企業家しんぶん」 2020年 6月 25日号より