いまこそ難局を乗り越え、未来を創造する主体者として躍進しよう 中同協第52回定時総会をオンラインで開催

7月14日、「いまこそ難局を乗り越え、未来を創造する主体者として躍進しよう」をスローガンに、中同協第52回定時総会がオンラインで開催されました。これは、新型コロナウイルス感染防止措置によるもので、当初予定の北海道同友会の設営による札幌市での開催をやむなく断念した結果です。代議員は47同友会と中同協から51名、ほか各同友会からオブザーバー参加が多数ありました。

冒頭、主催者を代表して広浜泰久・中同協会長が、「コロナ禍のもとで政策要望・提言を発信しているが、自助努力があってこそ、いざという時に支援を求めることができる。自社の存在に自覚と誇りを持って活動に取り組もう」とあいさつし、続いて中小企業庁や各政党・各界からのメッセージが紹介されました。

議長には太田久年・埼玉同友会代表理事が選出され、中山英敬・中同協幹事長による総会議案提案の後、3つの同友会から活動事例報告がありました。

事例報告は、曽根一・北海道同友会代表理事より、会員拡大は地域経済存続発展の一助となるという観点で「未会員訪問」を続けている報告。次に、玄地学・宮城同友会代表理事からは、経営基礎講座の経験を生かしたコロナ禍での経営計画の見直し活動について。さらに、坂本拓三・島根同友会副代表理事より、全国初の県内全自治体での条例制定実現と、行政・他団体とも連携した新型コロナウイルス対応の報告がありました。

その後、笹原繁司・中同協財務委員長から決算・予算の報告・提案と宝田健太郎・中同協監事からの監査報告、続いて粟屋充博・中同協役員選考委員長から役員候補者名簿の提案があり、提案された議案はすべて可決されました。

また、「コロナ禍をのりこえ、視座高く変化に対応しよう~中小企業の維持・存続こそ 経済・社会の支え~」との総会宣言を平田美穂・中同協事務局長が読み上げ提案し、満場一致で承認されました。

総会は、次年度の総会開催地である能登昭博・千葉同友会代表理事のあいさつで幕を閉じました。

総会後には、第1回幹事会を開催し、役員体制の詳細確認や新型コロナウイルス対策の活動などについて審議しました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 7月 25日号より