志高く集いし仲間と未来に挑む 第48回青全交ONLINEを約1500名で開催

 9月17~18日、オンラインで第48回青年経営者全国交流会(略称・青全交、中同協主催)が「志高く集いし仲間と未来に挑む~青年部50年の歴史を紡ぎ、今こそ同友会運動と企業経営は不離一体の実践を~」をスローガンに行われ45同友会および中同協から約1500名が参加しました。

 当初、第48回青全交は愛知での開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、6月に全面オンライン開催に切り替え、中同協青年部連絡会の設営で準備を進めてきました。

 1日目は「経営者の全人格的成長」「人を生かす経営の実践」「社員が輝く企業づくり」などをテーマに、14の分科会がそれぞれZOOMで行われました。今回は全面オンライン開催ということもあり、分科会の設営を担当する同友会が多くの打ち合せやテスト配信を行い、本番に臨みました。

 また、青全交ITサポートチームではZOOM分科会設営やグループ長ガイドラインを作成するとともに、参加にあたってのマナー動画を事前に配信しました。

 当日は大きな混乱もなく、スムーズにすべての分科会が行われました。

 2日目はZOOMミーティングをYOUTUBEでライブ配信する形式で実施。主催者を代表して広浜泰久・中同協会長は「この場を青年経営者の切磋琢磨の場として最大限に活用してほしい。そして自主・民主・連帯に基づく組織運営を学び取り、力を合わせてすばらしい日本をつくっていく先頭に立つ気概を持って進んでいきましょう」と青年部への期待を込めてあいさつしました。

 続いて「2030ビジョンにつなぐ企業づくりと青年部活動~われわれ青年経営者で世界に誇れる日本の未来を創ろう」をテーマに中同協青年部連絡会の歴代代表がパネリストとなり、パネルディスカッションが行われました。それぞれが自社の経営と青年部活動について報告。2020ビジョンを振り返り、次の2030ビジョンにつなぐ問題提起となりました。

 その後、2030ビジョン策定プロジェクトメンバーから約2年かけて取り組んできた「中同協青年部連絡会2030ビジョン」が発表されました。次代のリーダーとして「学びを実践する」から「学びを体現する」へ。そして、「全人格的成長」は「めざす」から「遂げよう」へとビジョンに込められた思いが報告されました。

 そして、毎年恒例となっているバトンリレーでは次回開催の岐阜同友会にバトンが引き継がれ、石川朋之・中同協青年部連絡会代表からあいさつがありました。

 最後に中山英敬・中同協幹事長がまとめを行い、鈴木哲馬・岐阜同友会代表理事の閉会あいさつで、2日間の青全交は終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 10月 5日号より