共同求人や社員教育の活動は「経営そのもの」【第6回中同協共同求人・社員教育合同委員会】

10月23日にZOOMにて第6回中同協共同求人・社員教育合同委員会が開催され、29同友会・中同協から103名が参加しました。

今回は、島根同友会代表理事の森山昌幸氏((株)バイタルリード代表取締役)が「人を生かす経営の実践で共同求人活動を推進する」をテーマに、徳島同友会副代表理事の小田大輔氏((有)小田商店代表取締役)が「人を生かす経営の総合実践で魅力ある企業づくり」をテーマにそれぞれ報告。経営指針を作成し、採用や教育に取り組み実践することがコロナ禍でも揺るがない強靭な経営体質づくりにつながることを学びました。

グループ討論では、「人を生かす経営の実践を企業や同友会でどのように進めていくか」をテーマに議論。発表の中で「社員同士がほかの同友会企業と関わり、刺激を受けられる機会をつくることが大切」「人を生かす経営の中でどれか単体だけ行っていても企業経営は機能しないことを学んだ」などの意見が出されました。共通の議題としては、文部科学省との懇談について以降継続の確認、12月14日に開催される中小企業サミットへの企業参加募集が行われました。

最後に、梶谷俊介・中同協社員教育委員長が「共同求人と社員教育は決して一部ではなく、経営そのものであるという認識を持つことが必要です。教育行政、これから社会を育てる人々に関わることで新しい連携や一人ひとりが生きる社会が生まれます。それぞれの企業ならびに地域をより発展させていきましょう」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 11月 15日号より