コロナ禍でこそ「労使見解」の実践を【中同協経営労働委員会】

10月23日、ZOOMにて中同協経営労働委員会が開催され、30同友会・中同協から91名が参加しました。

冒頭、林哲也・中同協経営労働委員長が「困難な経営環境においてこそ、理念とビジョンに基づき、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させ、強靭な経営体質をつくることに全力をあげる経営者に」と開会あいさつを行いました。

第1部では、(株)ミル総本社代表取締役の籔修弥氏(京都同友会相談役)が「コロナ禍における『労使見解』の理解と実践の推進~『変えてはならないこと』『変えなければならないこと』」をテーマに報告。自らの学びや実践を交えながら「人を生かす経営」の重要性を強調した報告は、多くの共感を呼びました。

第2部の委員会議事では、各同友会の経営指針の見直し・作成の取り組みについて交流。オンラインも活用しながら経営指針の作成・実践の運動を展開している状況などについて各同友会から報告がありました。

企業変革支援プログラムについては、改訂プロジェクトから現在の検討状況について報告。また11~12月を「ステップ1登録強化・普及月間」とし、新型コロナ対策シートも併せて活動を進めることを確認しました。

働く環境づくりに関しては、人を生かす就業規則プロジェクトから経過報告があり、来年2~3月を「働く環境づくり月間」として取り組くんでいくことも確認。最後に青木義彦・中同協経営労働副委員長からまとめがあり閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2020年 11月 15日号より