情報発信ルールづくりに取り組む【熊本】

コロナ禍の中、発信力を高める広報の取り組み

 熊本同友会では3つの柱で広報活動をしています。

 1つは月に1回「熊本羅針」という会報誌、こちらはすでに行われた行事を案内する「過去」の情報。2つ目のホームページはこれから開催される行事を案内している「未来」の情報。3つ目は、月1回1時間の生放送ラジオ番組、これが「現在」の情報です。これまでに194回放送し、16年の放送期間が過ぎました。これからもまだまだ続ける予定です。

 このコロナ禍で一番問題だったのは、実は会報誌です。会報誌はすべての支部、部会、委員会に原稿の提出をお願いする「待ち」の形でやってきたため、コロナ禍で各組織が動けなくなったことで情報が上がってこなくなってしまい、結果的にはページ数がどんどん少なくなっていき、会報誌としての発信力が弱くなってしまいました。

 熊本同友会のホームページには、特設サイト「同友応援隊」がスタートしています。こちらはブログ形式になっており、飲食店などの現状や紹介を同友会から発信していくという取り組みを行っています。

 また、WEB系の情報発信に関するルールの成文化を進めています。FacebookやLINE、Twitterなどで、同友会の名前を使った外部への発信が非常に多くなっています。例えばちょっと過激な発言をしてしまいがちになってしまうことを抑制するために、利用する場合には必ずこうしたルールに沿ってくださいというものを成文化し、会員の皆さんと共有しようと取り組んでいるところです。

「中小企業家しんぶん」 2020年 11月 15日号より