かけがえのない地球とともに生きる【中同協環境経営拡大委員会&オンラインセミナー】

 11月26日、中同協環境経営拡大委員会&オンラインセミナーをZOOMにて開催し、16同友会から中同協を含め38名が参加しました。

 はじめに赤津加奈美・中同協環境経営委員長があいさつし、山田一裕・東北工業大学教授から今回の開催目的の説明がありました。

 次に「自社と地域(宮城県南三陸町)における環境経営の実践」をテーマに、後藤清広・後藤海産代表、佐藤克哉・(有)山藤運輸代表取締役、佐藤太一・(株)佐久専務取締役からそれぞれ実践報告。後藤氏からは、津波で壊滅的な被害を受けたカキの養殖場で、環境に配慮した養殖で「南三陸ブランド」にまで成長したその取り組み。佐藤克哉氏からは南三陸バイオマス産業都市構想の実証実験に参画し、運送業や新事業を通して地域ビジョンや課題に共感し、どのように連帯して取り組んできたのか。佐藤太一氏からは森の動植物に対する多様性を意識した間伐や再造林など、環境に配慮した持続可能な森林運営について報告されました。

 最後に、小野寺邦夫・宮城同友会南三陸支部長が「危機感の共有からこそビジョン、連帯が生まれます。まず自らが行動する。危機感の共有で環境経営を進めていきましょう」とまとめ閉会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 1月 15日号より