転換期を乗り切る企業と同友会をつくるために【中同協関西ブロック支部運営交流会】

 4月8日、中同協関西ブロック支部運営交流会がZoom(設営:滋賀)で開催され、近畿2府4県の同友会から、140名の参加がありました。

 交流会の目的は、中同協方針を共有し、よりよい企業づくりを土台にした「増える組織、減らない組織」としての支部活動について経験交流と検討をする。また、新支部長と継続の支部長および代表役員などの経験交流を通じて支部長の役割と支部運営について深めることです。

 事例報告として、7黒幸太郎・滋賀同友会高島ブロック長が「ブロック(支部)づくりと企業経営は不離一体~3年連続で増強達成できたワケ~」をテーマに登壇。地域に学び合いの仲間を増やし支部づくりを進めながら、学びを自社経営に生かし会社を発展させた取り組みの報告がありました。

 続いて、笹原堂弘・京都同友会前伏見支部長から「経営者として姿勢を正し、労使見解の精神に謙虚に学ぶ支部づくりをめざして」をテーマに、150名を超える支部会勢を同友会理念と「労使見解」の精神を堅持して発展させ続けている成熟した同友会運動の総合的展開が報告されました。

 さらに、岩島伸二・京都同友会会長より「同友会活動を通じた自社経営での実践と経営者としての学びとは」をテーマに、同友会運動を通じて自社経営のみならず、業界そのものの存在価値を高めている志高い問題提起がありました。

 その後、25グループに分かれて、「事例報告と問題提起から何を学び、自社と支部活動で実践しますか?」というテーマでグループ討論を行いました。「リーダーとして役員が確信を持たなければ進められないと答えを模索するためにまず動かれたのは、まさに役員としての主体性の象徴と感じた」などの感想がありました。

 また、グループ討論内容の発表後、各同友会より代表してそれぞれ1名の支部長が意欲的な決意表明を行い、水野透・滋賀同友会代表理事よりまとめがあり、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 5月 25日号より