同友会の運動を止めずに学び続けよう 第41回定時総会を開催【大分】

 大分同友会は、昨年新型コロナウイルスの影響により書面表決となった定時総会を、4月22日に2年ぶりに開催しました。今年は感染拡大防止のため、初めて会場とオンラインでのハイブリッド開催で行い、114名(うち51名がオンライン)が参加しました。

 第1部では塚崎伸一・大分同友会代表理事より、「新型コロナウイルスの影響はこれからが正念場です。同友会の運動を止めずに学び続けましょう」と激励を込めてあいさつ。その後、オンラインで中山英敬・中同協幹事長があいさつしました。

 議案の審議では、2020年度活動報告、2020年度決算報告、会計監査報告、2021年度活動方針案、2021年度予算案、第4次中期ビジョン、2021年度役員選出の提案されたすべての議案が承認されました。2022年2月に大分で開催する、第52回中小企業問題全国研究集会に向けて、仲間づくりを進めていくことも確認されました。

 議案承認後、第2期役員育成研修会を修了した6名の修了生を表彰し、高野浩子・大分同友会代表理事から修了書と記念品が渡されました。続いて、大分同友会のリニューアルしたホームページについて、宮野大樹・大分同友会広報委員長より説明がありました。

 第2部の記念講演では、「新型コロナウイルス禍の情勢認識を深め、どのような企業づくりをすすめるか」と題して、松井清充・中同協専任講師が講演しました。松井氏は、売上のマイナスはしばらく続くため、計画を立てるときには売上は7~8割となることを予想して計画を立てなくてはいけないと報告。「自社都合でなく、まずは地域づくりに貢献して生き残る。地域をよくすることと自社が残ることがイコールになる時代です。あの会社があってよかったと言われるような感謝される会社をめざしましょう」とエールを送りました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 6月 5日号より