いまこそ原点回帰を~何のため誰のための同友会なのか【第31回中同協青年部連絡会】

 6月17日、第31回中同協青年部連絡会がオンラインで開催され、36同友会と中同協から79名が参加しました。はじめに、石川朋之・中同協青年部連絡会代表が、自社の現状も報告しつつ「今だからこそ、なぜ同友会をやるのか、何のために同友会をやっているのかを考える機会にしてほしい。直接お会いしたいですが、まずはオンラインで熱く語り合いましょう」とあいさつ。次に、中山英敬・中同協幹事長が「議案集を1年を通して活用し、コロナ危機真っただ中の今、自社経営に生かしてほしい。いまこそ人間尊重の経営を学び実践する。全社的に取り組むことで企業成長できる絶好の機会です」とあいさつしました。

 議題では、青年部連絡会の体制や今後の青全交について確認し、9月9日にオンライン開催される「第49回青年経営者全国交流会from岐阜」について、野々村将任・実行委員長から準備状況や参加目標などが報告されました。

 続いて、中田やえ子・長野同友会理事が座長を務め「何のため誰のための同友会か~出逢えてよかったと語り合う風土」をテーマに、松本克幸・長野同友会代表理事が報告しました。それを受けてグループ討論を実施。参加者からは「県外とのつながりが多く、学びの場が多いことが青年部の強み。悩みがある時、困っている人が多い時こそ青年部の仲間を大事にしたい」「年齢関係なく関われる理念を残すことが必要。同友会だからできる。理念を軸に他者を認め合い、学び合い、高め合って、地域から認められる必要がある」といった意見が出されるなど学び合う時間となりました。

 最後に、佐藤周司・中同協青年部連絡会副代表から「連絡会に参加するたびに、各県のリーダーが集まり学びあう機会であるということを感じる。何のために、誰のための活動かを振り返りながらやっていきましょう」とまとめがあり閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 7月 15日号より