労使の信頼関係で難局打開を【中同協経営労働委員会】

 7月14日、中同協経営労働委員会がオンラインで開催され、30同友会・中同協から94名が参加しました。

 冒頭、林哲也・中同協経営労働委員長が「今回の委員会の基本テーマはコロナ禍での厳しい経営を労使の信頼関係で打開すること。『労使見解』の理解と実践、全社一丸の経営指針成文化・実践運動などを推進していきましょう」と開会あいさつを行いました。

 実践報告として香川同友会の江本昌弘氏(江本手袋(株)取締役)が「瀬戸内バレアリック経営~労使見解における人間性の回復とは」のテーマで報告。コロナ禍での厳しい経営を労使の信頼関係や地域との連携で打開する取り組みは、参加者の感動を呼びました。

 グループ討論ではコロナ禍の中での「労使見解」に基づく経営指針成文化・実践運動について交流、社員教育委員会や共同求人委員会などとも協力しながら取り組んでいる事例などが紹介されました。

 企業変革支援プログラムについては、改訂プロジェクトから現在の検討状況について報告。また11~12月を「ステップ1登録強化・普及月間」とすることを確認しました。

 働く環境づくりに関しては、『中小輝業への道~就業規則と「働く環境づくり」で成長する』の発刊報告があり、2~3月を「働く環境づくり月間」として取り組むことを確認。各同友会の就業規則に関する取り組みを交流しました。

 また2021経営労働問題全国交流会の企画概要を確認、「増強する経営労働委員会」について意見交換を行いました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 8月 5日号より