由利本荘にかほ地区会(秋田)空白地域を克服!待たれていた新地区会設立

 秋田同友会に6番目の地区会が5年ぶりに誕生しました。県沿岸南部の人口約9万5,000人の由利本荘地域、にかほ地域。目標会員数25社達成で「由利本荘にかほ地区会」として誕生しました。

 もともと秋田地区会の小グループG班として活動をしてきた当地区会が設立を決意したのは、2020年2月。「小グループ活動では限定的な活動でしかならない。地域を活性化していくには、1つの組織として地域で会員企業の強みや弱みを共有しながら学び合って活動をしていきたい」という思いから、G班メンバー5名が設立発起人となり、佐藤佑介氏(秋田マテリアル(株)代表取締役)が代表世話人として活動してきました。

 当時の会員数は12名。地区会設立を2021年8月と決め、新型コロナウイルス感染状況を見ながら仲間を1人ずつ増やしてきました。しかし、今年の5月以降コロナの感染状況が厳しくなり、活動の休止を余儀なくされ8月の設立を断念。9月下旬に感染者数が減少してきたことを機に改めて設立日を11月26日と定め、会員25社必達で迎えることを決意し、活動を再開してきました。

 世話人たちの「自分たちの地域に同友会の仲間を増やしてよい会社をつくって、この地域をよくしていきたい! 力を貸してほしい!」との熱い訴えが知り合いの経営者の心を動かし、1人、また1人と仲間が増えてきました。設立日前日、目標の25社まであと1社、これで限界かと思った当日のお昼に25社目の申込書がFAXで届き、目標の達成で設立を迎えました。

 設立総会には、にかほ市長および副市長、由利本荘市副市長、にかほ市および由利本荘市商工会会長を来賓に招き、他地区会からも参加があり、総勢50名が設立の誕生を喜び合いました。

 地区会総会では、今年度末には30名会員達成をめざすことも承認され、自分たちの住む地域に同友会が存在したことで、大きく飛躍していこうという意気込みが感じられました。

「中小企業家しんぶん」 2021年 12月 15日号より