新年度の活動方針について議論~中同協危機管理・災害対策本部REESⅡ

 2月7日、中同協危機管理・災害対策本部「REESⅡ」の第3回会合がオンラインで開催されました。

 冒頭、中山英敬・本部長(中同協幹事長)から「新型コロナ第6波は中小企業経営にさらに大きな影響を与えており、長期化が予想される。2月に入り、各地同友会でも各企業経営においても次年度の活動方針を検討する時期だと思う。このREESⅡでも、どう具体的な動きをしていくか、意見交換しながら方針を策定していきたい」とあいさつがありました。

 議題の中では、この間の災害やコロナ対応について検討しておくべきことを確認。参加者からは「コロナ対応は行政や国の基準が変わるため対応するのが大変。新会員が増えてはいるがフォローができていない。同友会のいい所など情報発信に力を入れている」「東日本大震災時と同様に潜在的な課題が露出している。コロナ禍で二極化が進んでいる本質的な要因は幹部育成の格差、情勢認識の格差、現状認識・問題意識の格差などが根本にあるのではないか。目の前の対応と本質的な課題解決の両方が求められる」「オンラインが普及したことで獲得したよい面もあるが、主体者意識の低下を感じる」「この2年の間に入会した人はオンラインの活動しか知らない。会歴の長い会員から、これまで同友会で学んできたことをコロナ禍でどう生かしているのかを新会員対象に伝えている」などの意見が出されました。

 また「東日本大震災から10年が経過し、その教訓は整理ができてきた。各企業や同友会で実践の段階に入っている」という意見が出るなど、REESⅡの役割と次年度の活動方針を検討しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 2月 25日号より