▼日本原水爆被害者団体協議会が、今年のノーベル平和賞に決まりました
▼受賞理由は、「いつの日か、私たちのなかで歴史の証人としての被爆者はいなくなるだろう。しかし、記憶を残すという強い文化と継続的な取り組みで、日本の新しい世代が被爆者の経験とメッセージを継承している」。被爆者の平均年齢は85歳を超えていますが、これまでの取り組みとともに、平和を次代につないでいく努力が評価されたのです
▼私たち同友会は、中小企業は平和な社会でのみ繁栄を続けることができると考えています。戦後50年の1995年には、中同協第27回総会で21世紀型中小企業づくりのベースに、平和社会建設の使命と地球環境保全の理念を据えることを確認しました
▼世界ではウクライナでの戦火はやまず、ガザ地区では4万以上の人が亡くなってもなお、終息の見通しは立っていません。核兵器の使用をちらつかせる指導者さえいる状況の中で、米国の「原子力科学者会報」が発表する世界終末時計の針は1分30秒前を指しています
▼先月27日の衆議院選挙では、新たな国民の代表が選ばれました。ぜひ党派を超えて、核兵器廃絶と平和のために力を合わせてください。
「中小企業家しんぶん」 2024年 11月 5日号より
|