▼第8回人を生かす経営全国交流会が長崎で開かれ、451名の参加者が熱く語り合いました
▼長崎は、50年前の1974年に第4回中小企業問題全国研究集会が開催された地です。オイルショックのさなかにあって、「決して悪徳商人にはならない」と声明を発表。「国民や地域と共に歩む」という同友会理念に結実していく画期となりました
▼人を生かす経営全国交流会は、経営労働、共同求人、社員教育、障害者問題の4つの委員会が一体となり「人を生かす経営」の総合実践を広め深めるために隔年で行われています。その第1回はリーマンショックの2008年に滋賀で開催され、「大企業が雇用調整を進める中、中小企業は“人を生かす経営”で乗り切る」と呼びかけました
▼今回は、4委員会委員長によるパネル討論で、社会課題・地域課題に応える企業づくり、共育と賃上げで働きがいのある企業づくりをどう進めるかなど、まさに新しいステージの課題を論じ合いました
▼「同友会らしさとは人間を尊重する企業づくりそのものであり、“人を生かす経営”をして“人が生きる社会”をつくっていく壮大な運動です」。中同協副会長の加藤明彦さんの言葉が胸にしみました。
「中小企業家しんぶん」 2024年 12月 5日号より
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