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シリーズ「どうする政策金融 Q&A」

Q13 「国民金融公庫は民間融資の利子補給に切り換えるべし」との意見があるようですが。

利子補給がなされたからといって、民間金融機関が国民金融公庫と同様の機能を担えるとは思えません。

審査のあり方、融資期間、リスク負担能力で、政府金融機関と民間金融機関とでは違いがあります。利子補給さえすれば、これまで国民金融公庫が担ってきたリスクの高い起業資金の融資を民間銀行が肩代わりできるとは思えません。

また、利子補給は一方的ばらまきであり、巨額の財政赤字を抱える政府としてはむしろ避けるべき政策です。デフォルト(債務不履行)が発生しない限り、無担保・低金利融資でも、国民金融公庫が融資した資金は回収されます。

ところが、利子補給という形で投じられた資金は一方的な支出であり、回収されません。「財政難だ」、「小さな政府だ」と一方で叫びながら、後者を選択すべきだと主張するのは明らかに矛盾しています。

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