▼中同協の次年度議案書案に「経営指針は、成文化・実践から確立へ」との方針が示されました。1月10〜11日に行われた中同協幹事会での発表です。「確立」と言うからには、しっかりとPDCAが回っていることが最低条件。企業変革支援プログラムで言えば、成熟度レベル4「管理されている状態」に相当します
▼経営指針を成文化するだけでもたくさんの気づきはありますが、実践が無ければ結局は「一歩も前に進んでいない」ことになります。さらに、継続的にPDCAを回す形で経営が行われていなければ、結局は「一時だけの取り組み」に陥ってしまいます。何としても「確立」まで取り組みたいものです
▼ただ、この「確立」も「経営者が毎年更新しています」という段階から「毎月、社員全員がPDCAを回す」「締め後1週間以内に」「数字と課題の両方を」というようなレベルまでいろいろかと思いますが、できる限り高いレベルにしていきたいものです。簡単ではないかと思いますが、こうした「経営指針の高いレベルでの確立」こそが、地域・業界に必要とされ、社員の満足度も高く、確実に発展していく企業となる、最も確実な方法なのではないでしょうか。
「中小企業家しんぶん」 2025年 1月 25日号より
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