3 こうして呼びかけ、増やしましょう!
①同友会にお誘いする方は?
地域内すべての中小企業家を対象と考えましょう。経営課題をかかえていない企業、悩みのない経営者はいません。こちら側から対象をせばめることは、双方にとって学ぶ機会を失うことになります。また企業づくりや地域づくりを熱心に実践している経営者が多くいます。同友会の理念や活動を熱心に伝え、お誘いすることも大変重要です。企業や地域をともに変えていく仲間となります。

②入会対象者・ゲスト候補者を出し合ってみましょう!
仕事や会社経営をしていれば、同友会に入会していない経営者と知り合う機会が多くあります。また以前から知っている方や取引している方、名刺交換した方など多くの方とお付き合いしているはずです。
地域の中で活躍している方、頑張っている方、独立したばかりの方、会社で継いだばかりの方などの情報も入ってくると思います。
地域ではお互い関係しながら仕事が回され、経済が循環しています。同友会にお誘いしたい方を、役員会や会議などで出し合うと、自分だけでなく、多くのつながりがあることがわかる場合があります。
最近では、会社や仕事の関係ではなくSNSなどで知り合い、つながりがある場合も出てきました。
会員増強は、同友会の例会にお誘いしたい方や、お誘いしたほうが良いという方を、お互いに出し合って、入会対象者やゲスト候補が見える形で情報を共有することが重要です。
役員と事務局が、ゲスト候補者や入会対象者を共有し、常にアプローチができるよう準備しておきましょう。
③例会・行事・委員会活動等にお誘いしましょう!
同友会の例会や行事をいろいろと紹介し、案内してみましょう。一度限りですと、日程や予定が合わなかったり、興味や関心のないテーマだったりする場合があります。日ごろからアンテナを張っている経営者ですが、自分や会社とは関係のないと思うと参加までの動機付けにはならないときも間々あります。日ごろから知っている方であれば、経営課題や興味関心のあるテーマ、ぜひ勧めたい行事など案内することも重要です。中には、例会だけでなく、委員会・部会活動に興味をしめす方も多くいます。同友会の活動をいろいろ紹介してみましょう。
④今度はあなたが紹介者になる番です!
会員を増やすには、やはり会員が自分と親しい人、知っている人に日常的に同友会の魅力について話をすることが一番確実な増強方法です。同友会に入って良かったこと、自分の経営が変わったこと、経営者としての自己変革の姿を、情熱を込めて語ることです。
会員増強は、一人ひとりの会員にとって「同友会で得た感動やメリットを、それをまだ知らずにいる知人に贈る心のこもった最高のプレゼント」であり、「自分自身の成長の証」でもあります。
今、あなたが同友会の会員でいられることは、同友会に誘ってくれた推薦者(紹介者)がいるからなのです。今度はあなたが紹介者になる番です。
⑤ワンゲスト運動は重要
「ワンゲスト運動」とは「あらかじめ例会に参加して同友会の学び方を体験し、入会していただく」という入会を薦める方法です。「自分とは合わないから」などの理由で一度も会合に出席しない新会員が少なくなり、入会前からある程度同友会を分かって入会をすることができます。
しかし、最も大切なのは、誘う相手に「入会して欲しい」という想いをしっかり伝えることです。「入会して欲しい」と相手に伝え、お誘いして「例会に参加してみたら同友会の勉強の仕方がわかり、同友会の良さを実感して入会いただく」ことが、ワンゲスト運動の本来の考え方です。
お誘いするときには「行事に」お誘いするのではなく、「同友会に」誘います。「入会して欲しいから誘う」ことを、必ず伝えるようにします。
⑥知り合うきっかけづくりを
同友会は経営者同士の知り合ういい機会です。お誘いしたい方に会わせたい同友会の役員や仲間がいるはずです。経営者同士が知り合い、共感する経営者同士の出会いをつくることは、企業や地域にとって重要な意義があります。「経営者は孤独」ともいわれますが、例会や行事のお誘いは経営者同士の知り合うきっかけをつくり、地域や企業を変えていく大きな力になっていきます。
⑦参加するゲストには紹介者とフォロー役を
例会当日まで、目標は多くのゲストに参加してもらうことです。紹介者本人から例会にお誘いしてもらい、紹介者はゲストに例会案内を送りましょう。紹介者から担当役員や事務局に参加ゲストの氏名・会社名・連絡先等を連絡し、共有しておくことが重要です。参加ゲストのフォロー役は紹介者だけでなく、もう一人つけておくと効果的です。
⑧はじめての例会の参加でゲストは不安。例会のあり方など丁寧な説明を
例会当日は入会の意思表明をしてもらうことを目標におきましょう。紹介者がゲストと一緒に会場まで連れて来たり、会場で待ち合わせるなど丁寧な対応が重要です。
例会開始前までには、紹介者やフォロー役から「例会の説明」を行うことも重要です。例会は報告やグループ討論があること、ゲストの紹介があり、挨拶や感想を言う時間があることなどを伝えましょう。また、懇親会にもお誘いし、例会が終了後も交流が深められるようにしましょう。
ゲストが心細い思いをしないように、役員は積極的に名刺交換や声掛けをします。例会や二次会にて感想を聞きながら、入会のお誘いをしましょう。
⑨例会・行事等に参加した後のフォローをしっかりとしよう!
例会後のフォローを丁寧に行い、同友会に良い印象を持ってもらうことが重要です。お越し頂いたゲストの方には、メールや電話などお礼の気持ちを表したいものです。最近ではSNSなどでのつながりも多くなり、友達申請やSNSでのお礼も見受けられます。形式はさまざまありますが、ゲストの方にお礼と感謝を伝え、同友会に入会してほしいと率直に伝えましょう。また、次回の例会の案内状をつけるなど、同友会に興味を持ったら、継続して参加していただけるようにしましょう。
⑩同友会一口知識 あの人にはこんな活動を紹介しましょう
例会の魅力
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生の経営体験とグループ討論。経営課題や悩みを率直に出した方が学べます。「悩んでいる経営者はあなただけではありません」。
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経営指針
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社員も安心、取引先も安心、金融機関も安心。経営理念・10年ビジョン・経営方針・経営計画を社員と共有しましょう。めあてを持つと人は輝きます。
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共同求人
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新卒採用に挑戦することで会社が変わる。
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社員教育
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社員の自主性を引き出すには、共に育つ社風を。
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労使見解
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労使の信頼関係こそ中小企業発展の底力。
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障害者問題
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障害者雇用・実習受け入れで社風が変わる、多様な働き方を実現して、企業や社会を変えていきましょう。
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地球環境・エネルギーシフト
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環境経営・エネルギーシフトで企業・地域を活性化、市場創造のヒントがいっぱいです。
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女性経営者
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元気な女性経営者と学びあえます。
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青年経営者・後継
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経営者としての構え、姿勢、覚悟を学ぶことができます。青年経営者同士の切磋琢磨の場です。
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事業承継
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後継者に経営の勉強をさせませんか。
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起業家・組織的経営
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先輩経営者の体験は宝物、社員をいれて組織的な経営をして、「家業」から「企業」に脱皮しませんか。
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憲章・条例・政策提言
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「中小企業憲章」というものがあります。地域を元気にして、地域に人を残す活動です。
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経営の基本
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決算書や財務はわかりますか。科学的な経営を学びましょう。
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企業連携
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全国各地の同友会に仲間がいます。全国どこでも仲間作りができます。
*会合だけのつながりではなく、お互いに会員訪問をして相談することや事務局を活用することも可能です。
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全国行事
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全国の仲間の経営実践などが学べ、交流できます。
- 中同協定時総会
- 中小企業問題全国研究集会
- 青年経営者全国交流会
- 女性経営者全国交流会
- 人を生かす経営全国交流会
- 社員教育活動全国研修交流会
- 経営労働問題全国交流会
- 障害者問題全国交流会
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