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【20.08.26】【山口】中小企業の魅力を知り、学ぶ機会に〜ZOOM例会「時代を読む」

山口同友会では、県例会として「時代を読む」をテーマに、ZOOM例会を開催しています。

今回は、7月20日の中小企業の日に合わせて、慶應義塾大学経済学部の植田浩史教授の報告に学ぶ機会を設けました。

冒頭、松井政策委員長より、「せっかく制定された中小企業の日に中小企業の魅力を発信したいと考え、今回の勉強会を企画した。今回は、植田先生に現状や未来のヒントをいただき、改めてわれわれ中小企業家の魅力を知る機会にしたい」と、趣旨説明がありました。

植田氏の報告でははじめに、中小企業の日や7月の中小企業魅力発信月間に関する取り組みに触れ、「全国で魅力発信のための取り組みをしているが、このような真摯な取り組みの積み重ねが、中小企業庁から経済団体の1つとして認められることになったことでもある」として、評価をしました。

報告は大きく6つの項目があり、(1)人類と感染症3つの視点、(2)新型コロナが起きる前の経済状況、(3)新型コロナ勃発から現在の評価と現状、(4)ポストコロナ時代の考察、(5)コロナ大不況と最新のDOR(同友会景況調査)から見えること、(6)今日必要な課題、で報告されました。中でも、最新のDORから、他の経済指標とDORとの違いの指摘があり、同友会の会員企業が早期に資金対応に動いており、早い判断、日常的な金融機関との関係づくり、会社を維持発展させるという同友会理念の浸透や発信の3つが、そうさせたのではないかとのことでした。

例会の終わりに、松井政策委員長が、「コロナ禍において何をしなければならないのか、暗中模索している中小企業家にとって大変勇気をもらう報告でした。中小企業の日に、このような学びをする時間を皆さんと持つことができてよかった。しかし、本日の新聞を見るとどこにも中小企業の日が取り上げられていないことがわかります。中小企業の魅力を発信できるせっかくの機会です。一人ひとりが意識を持って声を上げていくことが大切で、その点で同友会が評価を受けてきたということもわかりました。これを共通認識として今後も活動してまいりましょう」と締めくりました。

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