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【21.09.07】中小企業の存在意義と社会的価値のアピール 企業展・フォーラム2本立て【大阪〜「中小企業魅力発信月間」の取り組み
大阪同友会では、7月17日に大阪産業創造館にて「中小企業の存在意義と社会的価値」を多くの会員、府民、市民に向けて発信し、中小企業憲章の精神を広くアピールするため、今回「OSAKA WAKASO(大阪 沸かそ)」と題して、企業展とフォーラムの2本立てで開催しました。
本企画は昨年度コロナ禍で順延となり、今回は会場かフォーラムのオンラインのみか直前まで開催手段が検討されましたが、ウイルス感染状況が弱まったことを受け、設営・募集・広報の本格的実施期限ギリギリのタイミングで会場開催に踏み切りました。
企業展では、コロナ禍でも頑張っている大阪の元気で個性的な49の企業・団体が各ブースに分かれ、商品やサービス、具体的な取り組みを紹介しました。コロナ禍でまん延防止重点措置の中にもかかわらず、のべ250名の参加で盛況な企画とすることができました。また、その出展模様を収録し、広く広報するとともにコロナ禍で来場を見合わせた人に向けて、「バーチャル企業展」として、WEB上で確認できるようにしました。
フォーラムでは先般NHKに出演した大阪府立西成高等学校の山田校長による基調講演と教育機関関係者、企業経営者によるパネルディスカッションでテーマを深めました。
パネルディスカッションの中では、学校のキャリア支援で、社会とつながる手段としてのアルバイト支援(面接、労働内容など)や同友会の会員企業との連携で授業の一環として推進したインターンシップによる仕事体験、そして経営者による体験談から学ぶことを通して、成功より多くの「失敗」を学べてよかったなどの発言がありました。地域の中小企業と教育機関である高校が連携して、これからを担う次世代人材の育成、就労の支援、生きる力を育む社会的役割を果たしていくことの大切さと意義が明らかになりました。
来場者と関係者が「リアルで会えた」と笑顔で語る一言が今回の企画の成果を表していました。ただ、1年越しの初の取り組みということで、いろいろな課題も見えました。
同友会運動を前進させていくためにも、これからも会内外で持続的に連携して取り組むとともに、企業づくり、地域づくりに取り組む企業(経営者)を増やししていくことが大切と確認されました。
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