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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 3月 5日号

▼今、私たちの周りには悲観的な経済情報があふれています。このようなムードに負けないために中同協は「全会員に訴える緊急アピール」(1月9日)を発表、各同友会でも独自のアピールや緊急事態に対応する集会、経営相談窓口の開設などの対策がとられています

▼まさしく試練の時代に直面しているといえます。第1に、経営者自身の総合的な経営力が問われています。同友会で何を学び、実践し、自らの血肉としてきたのか。危機に直面するほど、根本は経営者の生き様が問われているのではないでしょうか

▼第2に、同友会の存在価値も問われています。会の理念を日常活動にどれだけ具現化してきたか。いざという時、頼れる同友会なのか、会員相互の援(たす)けあい(安易なお金の貸し借りではない)励ましあう連帯の力の発揮。さらには同友会と地域との連帯が憲章、条例実現のエネルギーを生み出す

▼第3に、同友会事務局の役割もかつてなく高まっていることです。同友会が営々として築き上げてきた運動の蓄積に自信を持ち、同時に時代変化にスピードある対処を誤らないこと。「激動は人を鍛え育てる」ともいわれています。激動をよき友として未来展望を切り拓きたいものです。

「中小企業家しんぶん」 3月 5日号より


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