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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 7月 15日号

▼中同協設立40周年記念の中同協第41回定時総会が東京同友会の設営で盛大に開催された。いつもながら設営に当たる同友会の心温まるお世話には感謝の気持ちで一杯になる。2日目のビジネス交流会も東京ならではの企画として、参加者の満足が得られたことだろう

▼景気の動向は依然として厳しいものがある。やや持ち直してきたところもあるが、大多数の業種で受注の減少、売上の減少、操業度の停滞に歯止めがかかっていない。販売価格の低下現象も著しく、デフレ傾向が顕著に現れてきた。経営者として経営判断に苦慮する毎日が続き、経営者には時代の先を見越す先見力が問われてくる

▼同友会では21世紀は自立型の企業が生き残るとして、自社の経営体質の改善を指向してきた。大企業の下請けに甘んじないとか、1社で売上の半分以上を依存しない、他社にない特殊な技術をもつ、自己資本比率を高め財務体質を強化するなどの経営革新に取り組んできた。同友会で学んだ先見力のある経営者は、10年前から手を打ってきた。今気づいた人は、同友会での学びをどう実践するかだ。過去は変えられないが未来は変えられる。直ちに経営戦略の見直しに着手することだ。

「中小企業家しんぶん」 7月 15日号より


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