●2017年 10月 25日号 |
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▼私たちは「企業経営」「同友会運動」「地域や家族との関わり」など限りなくたくさんの場面でいろいろな対応をしています。そこで、いきなりで恐縮ですが皆さんと共に振り返ってみたいことがあります。それは「いかなる場面においても、精一杯真摯な対応をしていますか?」ということ ▼私の経験ですが、当方に実に真摯な対応をしてくれていた仕入先の担当者がいました。たまたま奥さんに電話しているのが耳に入ってきたところ、それがきわめてぞんざいな命令口調。相手によって態度がこんなに変わるのかとあきれたものです ▼それやこれや、いろいろな事例を見聞きする内に、同友会の「目的」のひとつ「よい経営者になろう」とは単に表面的なものではないと思うようになりました。とはいうものの、具体的には何をめざして何をなすべきなのか、これは難題です。人によっても答えは違ってきて当然。その暗中模索の中での気づきが冒頭の問いかけでした ▼生きていく中で遭遇するあらゆる場面、家族とのやり取り、事務局の皆さんとの関わり、社員との関わりなど、その全てに対して真摯に対応していこうとする過程にこそ「全人格的成長」もあるような気がしています。 「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より |
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