<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2019年 11月 15日号

▼中小企業にとって、人口減少や若者の都心への流出など、地域の衰退は死活問題です。同友会では、地域の課題を自社の課題として位置づけ、企業づくりと地域づくりを一体として取り組む運動を呼びかけています

▼中小企業振興基本条例制定の動きが加速していますが、条例をつくりそれから何をすればいいのでしょうか。まず制定する段階で、その諮問機関として産業振興会議(円卓会議)を設置することが肝心です。その後は、産業振興会議が主体となり動きを起こしていきます

▼中小企業の実態を捉えるための悉皆(しっかい)調査を行います。調査から、中小企業の特徴や課題が見えてきます。それらの課題を整理し、課題解決の方策を考えます。そこで大事なのがビジョンです。中小企業が元気に活躍する町とは、どんな町なのかを描きます。そして、ビジョン実現に向け方針を策定します

▼課題を解決するソーシャルビジネスの推進、生活者と事業者をつなぐ地域プラットフォームの構築、地域で若者を育て地域に若者を残す活動など、方針を具体的に策定します。わが社はどの方針にどのようにかかわるのか、それを自社の経営指針にどう位置づけるのか、とてもワクワクしてきます。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


このページのトップへ