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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2019年 12月 5日号

▼高校1年生の授業で、「企業の社会的役割」について話す機会を得ました。冒頭に中小企業基本法による中小企業の定義を紹介し、(1)県内の中小企業の比率、(2)大企業の数、(3)中小企業で働く人の比率、の3問を択一式でテストしました。正解率は、(1)28%、(2)35%、(3)42%、という結果でした

▼同校は、生徒が社会課題に対する関心と教養、問題解決力などの国際的素養などを身につけることなどを目的とする「スーパーグローバルハイスクール」の指定校。となると、SDGsに触れないわけにはいきません。2018年、関東経済産業局などが中小企業経営者の認知度調査を実施し、「SDGsについてまったく知らない(本調査で初めて認識)」という回答が84%を占めたという実情を紹介し、SDGsの概略も説明しました。もちろん、女性や高齢者、障害者の雇用では、中小企業が大企業以上に大きな役割を果たしていることなどをデータから説明

▼さて、授業を終えて担当の教員と話をすると、なんと!SDGsが既に高校入試問題で出されていると知り青くなりました。新卒者が「御社の事業はSDGsとどうかかわっていますか」と質問する日は既に来ています。

「中小企業家しんぶん」 12月 5日号より


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