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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2020年 11月 15日号

▼コロナ禍で多くの気づきを得ることができました。その中の1つに、健康意識の大切さがあげられ、「食」のあり方も変わろうとしています。改めて「SDGs」を読み直しました。目標3の「すべての人に健康と福祉を」に注目し、ターゲットまで読み込み、「食の安全」を考えてみました

▼私たちの毎日の食事は、本当に大丈夫なのでしょうか。東京オリンピックの誘致が決まった直後、食品関係の調査が入り、日本の食の基準があまりにも低すぎて、「日本の食べ物はアスリートには食べさせられない」となったそうです。これは、食品添加物の有害性の考え方(基準)の違いによるものです。日本では安全とされ使用可能でも、海外ではリスクが高いとして禁止の食品添加物が多くあるのです。日本で認可されている食品添加物は、他国と比べて10倍以上に上ります

▼日本では、食中毒を起こさないことが最優先で、安心・安全な原材料を使うという一番大切な基本が抜けていると感じます。「SDGs」を読み込むだけでも、製造に関わる人たちの意識は変わることでしょう。私たちも経営指針を見直すときに、「SDGs」を読み直し学ぶことは、とても意味があることです。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


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