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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2021年 7月 5日号

▼この春、厚生労働省の「働き方・休み方改善ポータルサイト」で「働き方・休み方改革取組事例集」が公表されました。事例集掲載企業20社のうち中小企業は11社。そのうち5社が同友会会員企業でした

▼中同協は1975年に「労使見解」を発表、長年「人を生かす経営」の実践を呼びかけてきました。政府が「働き方改革」を2016年に打ち出す前年の2015年にはプロジェクトを発足して論議を重ね、2019年に『働く環境づくりの手引き』を発刊しました

▼そしてこのたび新たに『中小輝業への道〜就業規則と「働く環境づくり」で成長する』(日本法令刊)という書籍が中同協監修で発行されることになりました。「人を生かす経営」という視点で、経営者と社員が相互に理解し合って協力する新しい形の労使関係をつくるための就業規則を明らかにすることをねらいとしています

▼新型コロナウイルスで多くの中小企業がかつてないほどの深刻な状況に直面しています。一方で多くの会員の実践から「人を生かす経営」こそが困難を乗り切る一番の力であることが改めて明らかとなっています。新著『中小輝業への道』の活用がおおいに期待されます。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より


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