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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2021年 12月 25日号

▼2021年の世相を表す「今年の漢字」は「金」に決定しました。東京オリンピック・パラリンピックでの金メダルラッシュのほか、大谷翔平選手が大リーグMVPを満票で受賞、松山英樹選手が日本人初のマスターズ制覇、藤井聡太棋士の最年少4冠達成など、国内外で多くの「金」字塔が打ちたてられた1年を反映したものです

▼数多くの金メダル・金字塔を見てきたわけですが、その中でパラリンピックにおいて成し遂げられた成果については、きわめて胸を打つものがありました。障害をもって生きていく困難に打ち克っての尋常ではない努力と、それが報われた晴れ姿。そのギャップの大きさに、本人だけでなく周りで支援をしてこられた皆さまの喜びは、どれほど大きかったのだろうと思うからです

▼障害は個性のひとつ。その上でどのような努力を重ねてきたかが問われる世界ですよね。そう考えたとき、私たちの企業で働いている皆さんの個性は果たして最大限に生かされているのか、そこに思いが至ります。オリンピックやパラリンピックで金メダルは取れないかもしれないけど、誰もが、会社の中の何かについては、金メダリストとなれるのではないでしょうか?

「中小企業家しんぶん」 12月 25日号より


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