コラム「円卓」のバックナンバー

▼7月13〜14日の両日、中同協第55回定時総会が埼玉で開催されます。今、世界を見渡せば、歴史的な転換期を迎えていると言われています。気候危機やデジタル化、グローバル化などが社会に大きな変革をもたらしつつあります。日本でも経済の長期停滞や人口減少・高齢化などが進んでいます

▼先行き不透明な時代の中で未来を展望するためには、原点に立ち返ることが重要です。そして、同友会運動の原点の1つは歴史と理念です。振り返ってみると、今年は「3つの目的」が採択されて50年、中小企業憲章・中小企業振興基本条例の制定運動が提起されて20年の節目の年です。さらに2025年には「中小企業における労使関係の見解」（労使見解）が発表されて50年を迎えます

▼同友会運動の歴史と理念を学ぶ出版物はいくつかありますが、その1つが『同友会運動の発展のために』です。前回発刊から7年を経て、第4次改訂版が7月中旬に発刊されます

▼歴史的な年に開催される第55回定時総会。総会方針と共に『同友会運動の発展のために』第4次改訂版で同友会運動の原点を学び、歴史を創造する主体者として新たな一歩を踏み出していきましょう。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より