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【09.11.09】野々市町中小企業振興基本条例の具現化で、町長と政策懇談会【石川】

地域活性化に向け産業戦略会議の結成へ

 石川同友会は8月19日、粟貴章・野々市町長と中小企業事業者との政策懇談会を、野々市町情報交流館カメリアで開きました(野々市町商工会と共催)。会員や地元経営者、行政関係者など92名が参加し、中小企業と地域づくりを学びました。

 まず、石川同友会振興条例推進委員会の高屋委員長が、中小企業憲章、中小企業振興基本条例制定運動を紹介し、粟町長が、昨年7月1日に施行された「野々市町中小企業振興基本条例と政策」についてプレゼンテーションしました。

 つづいて、「野々市町の産業振興を考える」パネルディスカッションが行われ、具体的な取り組みの一歩として産業戦略会議を発足する方向が出されました。

 パネリストは、粟野々市町長、東原守政策委員長、宮川昌江副代表理事(野々市町に在住)、南政広会員(野々市町に本社)、コーディネーターは佛田利弘政策副委員長でした。

 パネル討論では、次のような討論が行われました。

 「野々市町中小企業振興基本条例は、中小企業の振興を図り、もって活力ある地域社会の発展に寄与することが目的と謳(うた)っている。EUは日本よりも起業する数が多いと聞くが、県立大学や金沢工大がある同町では条例の具体的施策としてベンチャー・ビジネスを起こしやすいような環境を整えていくことが大切」、「野々市町は若い世代が多く、たとえば365日保育の実施など施策を打つと有効」、「行政サイドに事業者や生活者、技術者や専門家を交え、産業戦略会議を結成して新商品や提案を生み出すプラットホームとしての役割を担って行けると良い。そこを軸に、農と食が連携して町が支援し、学校給食で地産地消を実現することも可能だ。全国に発信できるインキュベーターとしての役割も果たして行こう」。

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