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【10.10.15】【憲章・条例ニュース】枚方市で市産業振興基本条例が成立

「もっといい街にしたい」を原動力に同友会も一役

枚方支部会 8月28日、枚方(ひらかた)市で『枚方市産業振興基本条例』が採択されました。

 大阪同友会は、条例制定の過程で6月から対応を開始しました。わずか数カ月という期間に、枚方市地域振興部と3回の懇談を行い、枚方市の会員で枚方部会を立ちあげました。部会を中心に同友会として条例案の作成やパブリックコメントへの意見の提出などを行いました。その結果、今回制定された条例に「中小企業」という言葉が盛り込まれるなど、役割を果たすことができました。

 今回、部会の中心となって活躍したのは、南條律子・(株)Swingkids専務と岡崎耕治・(株)岡崎金型工作所社長です。南條氏は「枚方をもっといい街にしたい、結婚してもずっと住み続けたい、働きたい街にしたい」という地域への深い思いが、取り組みの原動力となったと話しています。

 また、岡崎氏は「自分は、憲章・条例とは無縁」と思っていたが、今回の枚方での条例づくりを通じて、「考え方が根本から変わった」とし、学んだこととして次の4つを挙げています。

 (1)条例づくりの基本は、国民主導を貫くこと、(2)私たち、中小企業の経営者が誠意をもって対応すると枚方市はよく意見を聞いてくれたこと、(3)憲章・条例のことを同友会の外に向けてどんどん広げていく可能性が広がっていること(教科書・社会の読本にとり上げる、市の広報の方法を改善、求人活動の場を活用など)、(4)現在24名の枚方部会の会員をもっと増強していくこと、です。

 10月5日には、条例制定のお礼をこめて、代表理事、ブロック長、枚方部会のメンバーが市の地域振興部を訪問・懇談。11月には、枚方市で初めての例会を開催するなど、新たな組織づくりに向けた議論と計画がすすめられています。

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