<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

【11.04.27】【憲章・条例ニュース】群馬県議会が県中小企業憲章制定を決議【群馬】

 群馬同友会では政策委員会を中心に「群馬県中小企業振興条例」制定に向けた活動を進めてきましたが、2月定例県議会において「群馬県中小企業憲章」を制定することが決議されました。

 条例から憲章に変わりはしましたが、「群馬県尾瀬憲章」「ぐんま星空憲章」に次ぐ本県3つ目の憲章で、議員提案による制定は最初の例となります。内容がまとまり次第、今秋からの施行が予定されています。

 憲章制定までの道のりは地道な活動の積み重ねでした。

 約6年に及ぶ学習期間を経て、2009年5月「中小企業振興基本条例の制定を求める請願書」を県議会に提出。その後、請願書が趣旨採択されたことを受け、条例制定の意義を関係各所に広く理解してもらうことを目的に、計4回の「地域活性化セミナー」を開催してきました。

 セミナーでは、慶應義塾大学・植田教授(第1回)、京都大学・岡田教授(第4回)を講師に招くなどして、経済団体、行政関係者、議員、経営者ら、延べ200名を超える参加者に理解を広め、制定への大きな力としました。

 また、大阪府八尾市の条例づくりに携わった、高崎経済大学・河藤佳彦氏に貴重なアドバイスをいただきながら、条例の原案づくりに取り組みました。

 今回の決議文には、群馬同友会の意見も反映されました。

 特に「中小企業の重要性を子どもたちに伝え、子どもたちが将来、県内で起業することや中小企業で働くことに誇りと夢を持てるようにすること」という文には、政策委員会の熱い思いが込められました。

 施行後も憲章の実施状況を随時確認する必要はありますが、各市町村への運動の広がりが期待されています。

<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

同友ネットに戻る