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【12.06.19】「憲章を国会決議へ」【憲章推進月間キックオフ集会】各議員から決意のあいさつ

 キックオフ集会では、中小企業庁や中小企業4団体、6政党から12名の議員が登壇し、あいさつしました。

 中小企業庁事業環境部長の加藤洋一氏は「憲章の基本理念は、主権者としての中小企業をふまえたもので、先取りをされた議論の内容を反映している。世界や地域に貢献できるというところにまで言及している。『小さな企業未来会議』などを通じて、とりまとめ実施し、フォローし、憲章の精神にのっとって、精一杯実行に努めさせていただきたい」と話しました。

中小企業の連携を

 中小企業4団体からは、おのおの団体についての紹介があり、全国中小企業団体中央会政策推進部長の及川勝氏は、憲章ができてから中央会として異分野や他地域の組合との連携を促進していることなどを紹介。「何よりこのような場に中小企業経営者が集まり連携していくことが大事」とエールを送りました。

国会決議で国民全体の意思に

 6政党から参加した12名の議員からは、次のように憲章の国会決議へ向けた決意を表明するあいさつが多くありました。

▼「中小企業憲章をわれわれの仕事として憲章作成に取り組んだ。商工4団体は政府の補助が入っているが、中小企業家同友会は補助をもらわないで自主独立で活動しておられる。4団体プラスワンとして同友会を加えるべきと主張してきたので、いまは政府の方も認知しているはず。中小企業憲章をバイブルとして、中小企業の皆さんの実践を確保しながら、私たちも全力で支えていきたい」
▼「憲章作成の際には、省庁に横串を入れる中小企業省をつくるとの議論も出ていた。金融アセスメント法案の運動があったが、やる気のある人に貸す金融機関を評価する。憲章の後にはこの金融アセスメント法案をやる。個人保証をなくすことが第一歩。それに尽力したい」
▼「同友会のみなさんが長年取り組んでいただいたことに敬意を表したい。条例にも取り組んでいただき先鞭をつけていただいた。閣議決定したことで各役所も縛る。小学校の時からの中小企業の授業が必要。国会で憲章を決議すれば、総合的な国家全体の意思になる。雇用や祭りを守っているのは中小企業。全力で取り組みたい」
▼「某大手銀行の最終利益が1兆円を超えている。こうしたお金の流れを中小企業に回すために各党が協力し、がんばりましょう」
▼「中小企業は日本経済の屋台骨を背負って頑張っている。大企業は海外移転し、内部留保が膨らんでいるのに下請けいじめはなくならない。憲章にもあるように、利益が皆さんに行き届けられるように皆さんと戦っていきたい」

中小企業担当大臣を

▼「中小企業憲章はもともと国会決議で法律と同じ意味を持たせるものとして、今日参加した議員で確認して進めていきたい」
▼「日本経済の将来を担っていく人材育成のためにも、憲章に書いてあることを広めなければならない」
▼「憲章を肌身離さずに持ち歩き、具現化していきたい」
▼「中小企業担当大臣を置くことが大事。地域で頑張れる企業を育成していく対策を。政府予算を活用してほしい」
▼「地元でこの憲章パンフレットを1000枚配り、中小企業活性化のためにも、がんばりたい」
キックオフ集会に出席した講師・中小企業庁・中小企業4団体・国会議員のみなさん(順不同)

【講師】 嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科 教授 三井 逸友氏

【中小企業庁】 事業環境部長 加藤 洋一氏・事業環境部企画課長 間宮 淑夫氏

【中小企業4団体】
 日本商工会議所 中小企業振興部長 立松 裕之氏
 全国中小企業団体中央会 政策推進部長 及川 勝氏
 全国商工会連合会 企業支援部企業環境整備課長土井 和雄氏
 全国商店街振興組合連合会 企画支援部次長 高橋 勇氏

【国会議員】
 衆議院経済産業委員会委員長 中山 義活氏(民主党)
 経済産業大臣政務官 北神 圭朗氏(民主党)
 衆議院経済産業委員会理事 近藤 洋介氏(民主党)
 衆議院経済産業委員会委員 高市 早苗氏(自由民主党)
 参議院議員・公明党副代表 松 あきら氏(公明党)
 衆議院経済産業委員会委員 吉井 英勝氏(日本共産党)
 衆議院経済産業委員会委員 中後 淳氏(新党きづな)
 衆議院経済産業委員会委員 花咲 宏基氏(民主党)
 参議院議員・社民党政策審議会副会長 吉田 忠智氏(社民党)
 参議院議員・元経済産業副大臣 増子 輝彦氏(民主党)
 参議院議員・民主党政策調査会長代理 櫻井 充氏(民主党)
 衆議院議員 鈴木 克昌氏(民主党)
 衆議院議員 杉本 かずみ氏(民主党)

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