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【12.06.19】中小企業が主役になろう〜憲章・条例学習会【島根】

 4月20日、「今こそ中小企業が主役になろう―島根に根ざす中小企業振興条例を私たちの手で―」をテーマに会員、行政関係者など約60名が参加し、島根同友会松江支部4月例会が開催されました。

 中小企業憲章が制定されて2周年、各地で中小企業振興条例が次々と制定されていますが、島根県内ではまだ理解が広がっていない状況があることから、島根同友会中小企業憲章研究会で学びを深めて行く中でこの輪を広げようと、松江支部と共催で開催。講師には中同協中小企業憲章・条例推進本部副本部長の杉村征郎氏を迎えました。

 杉村氏は、同友会の歴史を通しての中小企業憲章制定に至る運動の軌跡、憲章・振興条例の意義・目的、自社と憲章・条例についての関係などについて説明した上で島根でも条例制定の論議が進行していくことへの期待を示しました。

 また条例制定に向けて、人口や産業構成、財政状況など地域について勉強し、制定後に棚上げされないよう、議会の超党派に理解を呼びかけるなど十分な時間をかけ、制定までの過程を大切にするようアドバイスがありました。

 パネルディスカッションでは、憲章研究会の会員をコーディネーターに行政、教育機関、他団体の4氏が「地域に合った条例を制定するには」をテーマに活発に意見を交わしました。地域づくりについて同じ土俵で色々な立場から話し合うことにより、今後の課題も明らかになり、大変有意義な機会になりました。

 今後、憲章・条例や地域について学ぶ機会をつくりながら行政・他団体などを巻き込んで元気な島根づくりにじっくり取り組み、連携を強めていければ、条例制定に向けて展望を切り開いていけることが確認できたとともに、スタートラインに立てたことが実感できた例会となりました。

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