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【12.06.19】与謝野町振興条例〜制定・報告会を開催【京都・北部地域会】

 京都同友会北部地域会は、5月29日に「与謝野町中小企業振興基本条例」制定・報告会を開催しました(=写真)。同条例は、3月13日に町議会全会一致で可決し、4月1日から施行されているものです。

 冒頭に、与謝野町産業振興会議会長を務めた寺島節郎氏((株)テラシマ精機・社長)が、「全国的な経験を調べながら、この地域にあった条例をつくりたいと考えて取り組んできた。行政や議員の提案でできたのではなく、多くの皆さんのおかげで制定できた」とあいさつしました。

 続いて、「条例制定の取り組みと思い」を条例プロジェクトチーム責任者の岸部敬氏((株)きしべ建設・専務)が、「同友会での憲章・条例の取り組みと思い」を足立経彦氏(足立石油(株)・社長)が、「与謝野町中小企業振興基本条例の内容と特徴点」を玉川茂生氏((有)玉川瓦店・社長)がそれぞれ報告しました。

 その後、実務を担ってきた同町商工観光課主査・松本潤也氏が、「同友会のハンドブックを熟読し、事業者みなさんが地域経済だけでなく地域社会をつくってきたことを理解しました。産業振興に行政職員として関わる意義をここに見いだすことができました」と、京都府内で初めて中小企業振興基本条例ができた同町での、町内一体となった取り組みを象徴する発言がありました。

 同町では、条例の基本理念を伝えるシンポジウムなども検討しつつ、第2次産業振興会議で条例を具現化する準備をしています。

 京都同友会は、北部地域会の取り組みに学んで、条例制定運動をさらに広げる決意です。

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