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【12.07.11】憲章・条例を広げ中小企業の振興を【北海道】

憲章制定2周年記念セミナー

 北海道同友会は、6月15日「中小企業憲章制定2周年記念セミナー」を札幌で開催し、会員、行政、金融、研究者、学生、議員、中小企業関係団体など幅広い分野から158名が参加しました。

 初めに北海道同友会釧路支部が製作したDVD「中小企業憲章―すべてはここから」を上映。次いで三神代表理事が開会あいさつし、第1部パネルディスカッションがスタートしました。

 パネラーには、中小企業庁事業環境部企画課長の間宮淑夫氏、慶應義塾大学教授の植田浩史氏、釧路市産業振興部次長の高木亨氏、そして北海道同友会別海地区会幹事長の山口寿氏を迎え、コーディネーターは守代表理事が務めました。

 初めに守氏が、これまでの北海道同友会の取り組みを紹介。パネルディスカッションではパネラーからそれぞれの実践が語られました。「政府決定で最も重いものは閣議決定。憲章には中小企業政策の考え方・理念を表現。中小企業施策を活用して厳しい環境を乗り越えて」(間宮氏)、「中小企業振興基本条例を制定して何を変えるのかが重要。制定後の条例の広がり、継承、共有も課題」(植田氏)、「域内循環の考え方を取り入れた釧路型の条例を制定。各団体とさまざまな施策を実施」(高木氏)、「条例制定後に見えてきた課題は医療。条文に謳われた『暮らしやすい地域社会の実現』のために医療サポート隊『医(い)良(い)同(どう)友(ゆう)』が誕生」(山口氏)。

 第2部のグループ討論の後、第3部は懇親交流会。「憲章と条例はあって当たり前。これをもっと広げ中小企業を振興させましょう!」中小企業診断協会北海道・笹山喜市会長の力強い一本締めでお開きとなりました。

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